[ SIGMAで写真を楽しむ人の、とっておきのフォトファイル ]

Foveonセンサーは作品に
独特の描写と印象を与えてくれる

Tal Dananさんソフトウェア開発者

何年も前からSIGMAのレンズを使用してきましたが、SIGMAのカメラとの出会いは、2015年のことでした。きっかけは同僚が「風景写真に向いているよ」とSIGMA DP2 Merrillを貸してくれたこと。それまではハイエンドミラーレスカメラに非常に高価なレンズを装着して撮影していましたが、ある時、最初の数枚はいつものカメラとレンズで撮影し、おまけのつもりでSIGMA DP2 Merrillを取り出して使ってみたのです。ところが、仕上がった画を見て、私は衝撃を受けました。こんなに小さなボディとセンサーで、こんなに良いものが撮れるのかと。ダイナミックレンジ、色、ディテールの鮮明さ、すべてがそれまで使っていたカメラシステムを凌駕していたのです。すぐさまdp2 Quattroを入手し、以来、これが私の愛用カメラとなっています。

私がカメラに求めるのは、多くの中途半端な機能ではなく、たった一つでも飛び抜けて優れた点があるということ。SIGMAはこの点において、紛うことない輝きを放っていると思います。SIGMAの製品には、最も重要でかつ必要な機能がきちんと備わっています。なかでも私はFoveonセンサーの熱狂的なファンです。dp2 Quattroは、サイズ感とFoveonセンサーによる優れた画質とのバランスがすばらしいと思います。私の作品のほとんどは旅行中に撮っているので、こうした高い性能を備えながらも、コンパクトかつ控えめな機材であることが重要なのです。

私自身は風景写真とストリートフォトグラフィーに惹かれる傾向があり、SIGMAのFoveonセンサーはそうした作品に独特の描写と印象を与えます。それがSIGMAカメラに心惹かれる理由なのでしょうね。

SIGMAは、自社の優位性を理解した上で、独自のセグメントに向けて製品を打ち出しているところが好きです。Foveonセンサー技術のさらなる発展も楽しみですね。今は、フルフレームミラーレスのFoveonカメラが、近い将来登場することを期待しています!

Tal Danan

ソフトウェア開発者

1981年生まれ。ニューヨークで生まれ育つ。大学でグラフィックデザインを学んだのち、数年間服飾デザイナーとしてのキャリアを経て、デジタルデザインとソフトウェア開発に転向。現在はポートランドに住み、ソフトウェア開発者としてNIKEに勤める。

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