[ SIGMAで写真を楽しむ人の、とっておきのフォトファイル ]

少し心に余裕がある時の1台

茂出木龍太さんアートディレクター

愛用しているのは、発売当時に使い始めたSIGMA DP1 Merrill。まず、その緊張感のある画作りに、ぎょっとしたのを覚えています。手にする前から、利用シーンは限られるだろうと思っていましたが、その通りでした(笑)。記録欲とも、狩人的な欲とも違う、肩に力が入っていない素の状態の時に使います。普段、撮影できる機器を2~3台は持ち歩いているのですが、表情や仕草に心が動いた時は、一般的な一眼レフやiPhoneに手が伸び、光と影の美しさに心が動いた時には、SIGMA。そんな使い分けをしているように思います。撮影する行為や写真が日常的、作業的になりつつあるのに対して、SIGMAのカメラは別の価値を残してくれていると感じます。

茂出木龍太

アートディレクター

TWOTONE INC. アートディレクター/代表。日本大学藝術学部卒業。デザイン会社を経てデザインスタジオ TWOTONE INC.を設立。国内大手企業のインタラクティブコンテンツのアートディレクションや、映像の企画演出を手がける。

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