[ SIGMAで写真を楽しむ人の、とっておきのフォトファイル ]

撮った時の感情を
ピン刺しするような光の描写

東 宏行さんグラフィックデザイナー

初めてSIGMA製品を使用したのは21歳(2012年)のころ。以前から欲しかったSIGMA DP2xは当時、住んでいたカナダで販売していなかったため、日本から取り寄せました。現在はSIGMA DP2 Merrillを愛用しています。

DPシリーズは、キレのある画質をコンパクトなカメラで実現できることに魅力を感じ、今もスナップシューターとして使用し続けています。独特の光の描写がとにかく衝撃的で、自分の写真に対する姿勢を変えてくれたカメラでもありました。当時、トロント市内のローカルマガジンで働き、取材の移動中にDP2xでスナップしていましたが、改めて写真を見返すと、まだ駆け出しだった当時の心情がぐっと押し寄せてきて、酸っぱいです。その時の感情を、光と共に写真にピン刺ししてくれるような描写が醍醐味だと思います。また、DPシリーズ独特のQS(クイックセット)を基点としたUIは個人的に非常に使いやすく、スナップと相性が良いです。

SIGMAは、常に「SIGMA」だからこそ出せるオリジナルティーある商品展開が魅力的なブランドだと捉えています。また、プロダクト自体のデザインが個人的に好きで、特にレンズラインを刷新してからのレンズ鏡筒のデザインは数あるカメラメーカーの中で一番好きです。

東 宏行

グラフィックデザイナー

1990年生まれ。日本と中国で育ち、カナダ・トロントでフォトグラファーとして就職。現在は、活動拠点を東京に戻し、グラフィックデザイナーとして広告やファッションの分野で活躍中。

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