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挑戦と創意を「0」に込めて

前例に関係なく、やるなら徹底的にやる。
自分たちが作るべきものを作る。
SIGMAらしい発想とチャレンジが、
高性能超広角レンズ搭載の新しいdpを生み出しました。

写真:CP+2015で発表となった「SIGMA dp0 Quattro」。

大型センサー搭載の単焦点レンズ一体型高性能カメラというカテゴリを拓いた初代DP1。

小型・軽量、使い勝手の良い高倍率ズーム搭載のコンパクトか一眼レフかに二極進化していたデジタルカメラの世界に、「最高のセンサーと最高のレンズのパフォーマンスを最大限に引き立て合う最も理想的な仕様」として開発されたのがDPでした。

広角のDP1、標準のDP2、中望遠のDP3 Merrillと画角展開したDPは、新世代センサーQuattro搭載dpシリーズで新局面を迎えます。最高性能をより身近なものに。その基本思想を発展させ、画角の充実を図ったのです。

テレ側の拡充にはdp3専用の1.2倍コンバータを開発。そしてワイド側のバリエーションとして、35mm判換算21mm相当のF4超広角レンズを備えた新しいdpを開発することになりました。

dpの名にふさわしい高い解像感、豊かな階調表現とディテール再現。四隅までヌケの良い画質。FLDガラス4枚、SLDガラス2枚と、贅沢な硝材を惜しみなく採用し、倍率色収差も徹底的に補正しました。その一方、最前面には加工の難しい大口径非球面レンズを採用することで、超広角レンズで重要視される歪曲収差(ディストーション)は1%以下に抑えています。その結果、実撮影上はほとんど感じられないレベルまで収差をなくすことに成功しました。

広角のdp1を上回る画角。“ディストーション・ゼロ”をめざして徹底的に追い込んだ性能。その両方にちなんで命名された「dp0」は、「前例にとらわれず、本当に必要と思うものを作る。やるなら徹底してやる」というdpの矜持を体現する、ある意味で最も「dpらしいdp」といえる存在なのかもしれません。

dp Quattroシリーズでは、写真上から広角のdp1(28mm)、標準のdp2(45mm)、中望遠のdp3(75mm)に加え、超広角のdp0(21mm)をラインアップ。システムとしての充実を図っている。

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