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新しい価値基準を創造できる起案者として

Art、Sports、Contemporaryに
自社交換レンズ全機種を再編・統合。
撮り手と、機材と、写真の新しい関係を提案すること。
それが、「SIGMA GLOBAL VISION」という挑戦。

2012年のPhotokinaでSIGMAが発表した「SIGMA GLOBAL VISION(SGV)」は、単なる製品リニュアルではなく、3つの開発コンセプトに全レンズを再編・統合するという前例のない提案でした。

機能比較だけでは選択しにくくなっていたレンズの世界で、撮り手の本当に望む一本を、納得して選んでいただける指標を示したい。作り手の意図と、撮り手の要求を齟齬なくつなぐことのできる幸せな「コンタクトポイント」を設計したい。そんな思いから生まれたのが、圧倒的な描写性能を最優先した「Art」、ハイエンドな運動性能を発揮する「Sports」、高機能・高パフォーマンスな「Contemporary」の3つだったのです。

特にArt ラインを中心とした「振り切れた」コンセプトと性能の明快さは、ユーザー本位のソリューションとして、SIGMAの、そして新レンズラインの象徴的な存在になっています。2014年現在、SGVはレンズのみならず、シグマの新しい方向性を示す全生産活動のコンセプトとして、すでにレンズ14機種、カメラ3機種、専用アクセサリー群にまで展開されています。

2014年のPhotokinaではこのラインコンセプトをさらに先鋭化させ、世界初の試みとして「150-600mm F5-6.3 DG OS HSM」という同一スペックの超望遠ズームレンズを、プロフェッショナルユースのハイエンドモデル「Sports」と、より親しみやすくしたハイパフォーマンスモデル「Contemporary」という異なる2つのラインから発表しました。

SIGMAは常に、大きな流れに追随するのではなく、新しい価値基準を創造できる起案者でありたいと考えています。

最新のテクノロジーを投入、高い光学性能とコンパクトネスの両立で、幅広い撮影シーンに対応するハイパフォーマンス・ライン。

あらゆる設計要素を、最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発。高水準の芸術的表現を叶えるアーティスティック・ライン。

高度な光学性能と表現力はそのままに、撮影者の意図にダイレクトに応え、高い運動性能を発揮するスポーティ ・ライン。

2014年2月の発表以来、大きな反響を呼んでいる「SIGMA dp2 Quattro」も、SIGMA GLOBAL VISIONのコンセプトに則って開発されている。

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